空港から車で約25分、徳島市川内町にある「徳島県立阿波十郎兵衛屋敷」では、
国の重要無形文化財である「阿波人形浄瑠璃」を毎日上演しています。
◆人形浄瑠璃ってどんなもの?
大型の人形が、太夫(たゆう)とよばれる語り手の語りと三味線の音色に乗って操られることで演じられる、人情味豊かな人形劇(時代劇)です。
1体の人形は3人で動かしています。物語に合わせて様々な動作を表現する必要があり、息の合った動きが求められます。
◆ここが見どころ!
表情が固定している人形が、繊細な動作と語りによって、あたかも感情を持っているかのように感じられます。
◆おすすめポイント
・1公演は約30分、20の人形座が日替わりで上演
・上演前にあらすじの説明があるため、初めての鑑賞でも理解しやすい
・舞台上のモニターに英語と日本語でセリフが表記されるため、外国の方も楽しめる
・土日祝日・お盆は太夫の生語りと三味線の生演奏で楽しめる(平日はCD音源)
取材日に上映していたのは「傾城阿波の鳴門(けいせいあわのなると) 巡礼歌の段」。
≪あらすじ≫
舞台は大阪。十郎兵衛(じゅうろうべえ)は阿波(徳島)藩主の家宝の刀を捜すため、女房のお弓と二人暮らしをしている。夫婦は名を変え、盗賊として刀を捜していた。
ある時、巡礼姿の娘・お鶴がはるばる阿波から父母を訪ねてくる。
国に残してきた娘であることが分かるが、いつ捕らわれるか分からない身ゆえ、ここで名乗りをしたならお鶴にどんな災いが降りかかるか分からない。泣く泣く追い返すお弓。しかし、お鶴の歌う巡礼歌に、たまらず後を追ってしまう…。
抑えられない母の感情が切ないお話です。
この日上演していたのは平成座の皆さん。
混雑していなければ終演後に演者さんとの記念撮影も可能だそうです。
敷地内には資料館や地場産品を取り揃えたお土産ショップもあります。
「徳島県立阿波十郎兵衛屋敷」をぜひ訪れてみてください!
★詳細は阿波ナビhttps://www.awanavi.jp/site/midokoro/joruri.htmlにてご確認ください。
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最新情報はホームページにてご確認ください。